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デジタル一眼のフルオートから抜け出そう!③「ISO感度・その他の機能」

Posted by アルプスカメラAlpscamera on

 

「デジタル一眼のフルオートから抜け出そう」の第3回は「ISO感度・その他の機能」に焦点を当てます。 

1回目は「絞り」2回目は「シャッター速度」、3回目は「ISO感度・その他の機能」を予定しています。

 

基本の3要素「絞り・シャッター速度・ISO感度」

「写真」は「絞り・シャッター速度・ISO感度」の3要素で構成されます。

これらは適切な光の量を得るための機構・機能です。

また光を自在に操るためにはこれらの要素をよく理解する必要があります。

露出

場所や明るさに応じて写真を構成するのに必要な光の量が決まっており、これを「適正露出」と呼びます。

「露出」とは撮影時にイメージセンサー(昔でいうフィルム面)に光を当てることを言います。(露光とも言う)

露出は、絞り・シャッター速度・ISO感度のそれぞれの数値によって決定します。

基本は絞りまたはシャッター速度を設定し、ISO感度はそれを補う役割となります。

カメラのモードについて

カメラのモードには大きく分け、「P・A・S・M」のモードがあります。

一例です。設定方法はカメラによって違います。

 

P=プログラムモード…自動で露出を決定するモード。特に難しい操作の必要がない初心者向けのモード。

A=絞り優先モード(Avと記載の機種も)…絞りを自分で決定すると、シャッター速度を自動で決定して適正露出を得るモード。

S=シャッター速度優先モード(Tvと記載の機種も)…シャッター速度を自分で決定すると、絞り値を自動で決定するモード。

M=マニュアルモード…絞り値・シャッター速度・ISO感度を自分で設定して露出を得るモード。上級者向き。

 

ISO感度

フィルムカメラでは、装填するフィルムによって感度が決まっています。感度400のフィルムを装填した場合、撮りきるまで変更はできません。

対してデジタルカメラではイメージセンサーに置き換わっているため、カメラの性能に応じていつでもISO感度を変更できます。

ISO感度を変更することによって絞りとシャッター速度のコントロールの幅が広がります。

例えば、感度100 F5.6 シャッター速度1/30 の時に、これ以上は絞りたくないけど、ブレを防ぎたいという状況で、

感度を100→400に上げると光を2段分取り込むことが可能なので、シャッターを2段分上げて1/125に設定できます。

50・100・200・400・800・1600・3200

←低い(暗い)/高い(明るい)→

←ザラつき少ない / 多い→

ISO感度の特徴として、感度は上げると明るくなり、下げると暗くなります。

また感度は上げれば上げるほどノイズが発生し(画像がザラつく)画質が劣化します。

感度を上げると暗い場所でも撮影できるが、画質は劣化すると覚えておいてください。

設定はどうすればいい?

この項目は基本的にはオートに設定しておいてOKです。(上限1600ぐらいがオススメ)

どうしても暗い場面などに高く設定するぐらいですが、その場合は素直にフラッシュを発光したほうがキレイな場合もあります。

例外は、フラッシュを光らせることができない水族館や暗い室内での演奏会など…

こういった場面では感度を上げてシャッタースピードを稼ぐほうがよいでしょう。

最近のカメラは進化している

最新のカメラは感度を高くした際の実用的な範囲がどんどん上がっています。(高感度性能)
機種によっては感度をある程度上げていっても平気なカメラがありますので、
自分の持っているカメラの限界を知っておくと便利です。
 

その他のカメラの便利機能

カメラ任せの全オートから抜け出すために、露出のこと、絞り優先モード、シャッター優先モードについて見てきました。

この項目では、多くのカメラに搭載されている便利な機能を紹介します。

 

AF(オートフォーカス)のモード

  • AF-S・・・シングルAF。シャッターボタンを半押しして一度被写体にピントを合わせると、半押ししている間はその場所にピントが合い続けます。被写体が動いた場合はピントから外れてしまいます。風景や花、物撮りなど静物の撮影に適しています。
     
  • AF-C・・・コンティニュアスAF。シャッターボタンを半押しして被写体にピントを合わせると、その被写体の動きに応じてピントを合わせ続けるモード。動物や子ども、スポーツなど動体の撮影に適しています。
     

AFエリア(フォーカスエリア)の設定

AFを使用しピントを自動で合わせる際に、カメラは被写体を自動で判別します。

被写体を認識させる機能がAFエリアの設定です(メーカーによって呼び方は異なります。)

  • オートエリアAF(ワイド)
    被写体の形や色などから、ピントをあわせる物をカメラが自動的に判断するモード
     
  • ゾーンAF
    範囲を指定してその範囲内で被写体をカメラが自動的に判別するモード。
     
  • シングルAF(中央)
    AFエリアを一点任意で選択してピントを合わせます。中央AFの場合は中央の1点でピントが合います。AF-Sモードと組み合わせます。
     
  • ダイナミックAFエリア
    シングルAFと同様に一点任意に選択します。被写体が一時的にフォーカスポイントから外れた場合でも周囲のフォーカスポイントが被写体にピントを合わせ続けてくれるというモードです。この理由から動きものの被写体に向いています。

どれがいい?

おすすめの設定は、シングルAF(中央)です!

オートエリアやゾーンなどカメラ任せにすると、意図しないところにピントが合ってしまうということがありますよね。

そんなときに狙った被写体に確実にピントを合わせるには、シングルAFが適しています。

露出補正

撮影した写真が明るかったり、暗かったり思い通りの明るさではないことがしばしばあると思います。
露出補正を+にすることで明るく、−(マイナス)にすることで暗くできます。
数値を上げるとその度合も高くなるので撮影しながら調整するといいでしょう。
 
ダイヤルで変更。画面上で変更するモデルもあります。

連写モード

言わずと知れた機能ですが、被写体の一瞬の表情を逃さないためにも連写モードを活用しましょう。

カメラによっては高速連写、低速連射を選べる機種もあります。

内蔵フラッシュ

暗いシーンでは役に立ちますが、近い場所で直射すると影が強く出すぎる場合があります。

光量の調整ができるカメラでは弱めに設定したり、トレーシングペーパーやティッシュのようなものを
ストロボに付けることで光を柔らかくすることができるのでコツとして覚えておくと便利です。
 

ホワイトバランス

光には色があります。日中の陽の光・蛍光灯・白熱灯など…

基本的にはオートに設定しておけば、状況に応じた色温度で撮影できます。

ホワイトバランス内の設定をあえて変更することで普通とは違った雰囲気を作ることもできます。

 

まとめ

  • ISO感度は下げると暗く、上げると明るくできる
  • 感度は低い方が写真は綺麗で、上げるとザラザラとノイズが乗る
  • デジタルカメラにはいろいろな機能があるので、
    使いこなすことで表現の幅が広げられる。
次回は「ボケ」に焦点を当てて写真講座記事をアップしていきたいと思います。

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