私が一番最初に手にしたマニュアルカメラは、
Nikon FM3A でした。 Nikonのマニュアル露出のFMシリーズと、 絞り優先のFEシリーズが統合された最終形態。 機械制御と電子シャッターの
ハイブリッドカメラです。 FM2以前との見た目の大きな違いといえば、 ロゴがFM3Aでは斜体になっていますね。 私はこのカメラを手にして、 シャッター速度と絞り、
フォーカスを自分で合わせる難しさ、 写真撮影の本質を学びました。 当時先輩にお勧めされて相棒としたのが、 AI Nikkor 50mm F1.4 でした。 絞りを変化させる楽しさ、 それによって変わる画の味。 スタンダードな画角といわれる50mmで 写真はフットワークだと 勉強になった思い出があります。 以下は作例という程のものではありませんが、 この組み合わせで撮影した写真です。 松島 フェリーから FILM : PRO400H FILM : NATURA1600 大久野島 FILM : PRO400H
機械式のカメラは一生モノだって感じられる、
デジタルカメラには湧かないような
愛着や魅力があり、
手放さずに大切に所持している
カメラの中の1台です。
絞り値の記載もないため
あまり参考にはならないかもしれませんが、 雰囲気だけでも伝わればなと思います。 フィルム写真は、
使用するフィルムによっても 印象が違ってくるので楽しいですよね。 ミラーレスカメラにオールドレンズを
装着してレンズの味を楽しむといった
ブームもありますが、 フィルム写真の文化が末永く続くことを
祈るばかりです。
Nikon FM3A + Ai Nikkor 50mm F1.4
Posted by アルプスカメラAlpscamera on
- Tags: 作例